今回は、地方税を電子申告する際に利用するeLTaxの登録をやってみます。
手続きの流れ
eLTaxの登録に関しては、以下のような手順で進めます。
Windowsパソコンを利用するときの注意点
2020/8月現在で、Microsoft社がこれまで主要なウェブブラウザーだったIE(インターネットエクスプローラー)のサポートを終了しました。
これに伴って、PCdesk(WEB版)も後継ウェブブラウザー
でのeLTaxの利用の移行が推奨されていく動きがあります。 Edgeの利用はまだ新しいアプリケーションであることもあって、やや動作が不安定と感じることもありますが、Edgeを使って電子申告する場合にはeLTax用のアドオンも最新にしておく必要があります。
EdgeからPCdesk(WEB版)内で電子署名を行う場合には、以下のアドオンが必須となります。 これはEdgeから追加できますので、カードリーダーから認証情報を読み出せないなどの問題が起こったらまずアドオンを再インストールしてみてください。
なお、本ブログではMacbookパソコンから標準ブラウザのSafariで、利用者登録を行う手順を説明させていただいておりますが、EdgeでもSafariでも操作は概ね同じです。
Safariからカードリーダー等の認証情報情報を付与するやり方に関しては
の内容ですこし触れています。
利用者IDの取得
新規の
が必要ですので、
PCdesk(WEB版) から登録を始めます。
eLTaxの登録にも、マイナンバーカードを利用します。
メニューを進めると、利用種別を選択画面で、今回は
を選びます。
すると、法人の情報登録画面に遷移しますので、必要事項を埋めていきます。
法人情報の入力が終わると、ICカードによる認証画面があります。 ICカードリーダーとマイナンバーカードを準備します。
次に進むと、専用のプラグインのインストールが求められます。 今回も手元の環境に合わせて、Mac版のソフトを利用します。
ダウンロードしたパッケージをインストールすると、この署名用プラグインは、
にのみ対応しているようです...。 普段からあまり
Safariを利用しないのですが、ここは渋々
Safari で作業を開始します。
まず、
をクリックし、
から
ELPKI プラグインを選択します。
さて、上記の手順を、
以外のブラウザで作業進めていた場合には、各ベージの下の方にあった、
保存 ボタンで登録作業を一時保存することができます。
にプラグインを適用させて、一時保管していた設定ファイルを読み出し、続きの作業を再開します。ページを遷移すると、マイナンバーカードの署名用証明書パスワードを求められるので、パスワードを入力します。
認証がパスしたら、以下のように
と
パスワード が設定されました。
eLTaxでログイン
早速、先ほどの
利用者IDと
ログイン用パスワードを利用して、
eLTaxのポータルサイト にログインしてみましょう。 うまくいくと、
上のようなeLTaxのメニュー画面にログインできました。 これで、法人用の地方税の電子申請もここで作業できるようになったと思います。
まとめ
前回の
e-Taxの利用登録に比べ、
eLTaxの手順の方がわかり易く、悩ましいところは無かったような印象でした。欲を言えば、Windowsは
Edgeのみブラウザ 対応、Macは
Safari のみブラウザ対応、という制限があったので、今後はもっとメジャーなブラウザにも対応させていただきたいと感じました。
追記(03/30/2020)
後日、最寄りの所管税務署へ、初年度の年末調整の内容を確認しにいくと、
給料を払っていない法人は年末調整する必要ない、と教えていただきました… やや先走り気味に、
e-Taxと
eLTax の利用準備を進めてきましたが、年末調整は来年度以降に持ち越しになりました。
ここまで読んで頂いた方には恐縮ですが、、、本稿の続きは一年後以降となりそうです。
ちなみに、著者は4月まで米国の機械メーカーでエンジニアとして勤務しておりましたが、
、その年の給料を総合算して
個人の確定申告をおこなわなくてはいけないらしいので、また来年2月頃に、
電子申請システムで、個人の確定申告をやってみた記事を取り上げる予定です。