[一人会社の経理ごと] 初めての法人の年末調整: e-Tax(イータックス)の初回設定手順

目次


弊社はまだ設立4ヶ月にも満たないヒヨッコカンパニーですが、初めての年末調整の時期がやってきました。
本稿を書いている時点では、お給料なんて支払ったら、秒で蒸発してしまう財政状態のため、しばらくはお給料をゼロ円支払っておるわけですが…一年以上先を見据えて、

年末調整

を果敢に電子申告・納税システムを導入してみるまでのお話です。
今回は、e-Taxの利用者識別番号を手続きするまでをやってみたいと思います。

マイナンバーカード


兎にも角にも、国税電子申告システムを使うには、(法人の場合には代表者の)マイナンバーカードを入手しておきたいところです(電子申告にも幾つか手段はあるようです)。
ネットで検索すると、マイナンバーの取得方法に関する内容がたくさんヒットしますので、ここでは割愛します。
ちなみに、著者はマイナンバーカードの申請から取得まで、ジャスト三週間かかりました。 これから電子申告に切り替えられる方は、マイナンバーカードの取得時期を考慮して申請してみてください。

ICカードリーダー


マイナンバーカードが取得できたら、次はICカードリーダーを入手しておく必要があります。
ちなみに、マイナンバーカード受け取ったその日に、近所の唯一の家電量販店に、下のカードリーダーを勢い余って3,300円程度で購入してしましたが、Amazonでみると、2,500円もしないジャン…これから検討されている方は、少し調べてからにした方が良いですね。
ちなみに、e-Taxにしっかり対応していると謳っているICカードリーダーを購入した方が、後から何かと幸せになれそうです。
ICカードリーダーを購入後、取説にしたがって、適切にドライバをインストールして、ICカードを認識させておきましょう。

公的個人認証サービス・クライアントソフトの導入


ICの認証キーが読み出せるようになっても、そのままの情報でネットワーク間を通信させてしまうと、どうしても第三者に信号を傍受される恐れが否定できません。 そこで、公的個人認証サービス用のクライアントソフトを介して、通信を暗号化することで、セキュアに情報をやりとりするそうです。

詳細の方は、総務省のサイトに書いてある内容をご参照ください 〜 公的個人認証サービスによる電子証明書


次にお手元の環境に合わせた

利用者クライアントソフトをダウンロード

します。
今回は、著者のPC環境(macOS Catalina 10.15)ということで、

利用者クライアントソフト Ver. 3

を選択し、インストールしました。 早速、インストールして立ち上げてみると、こんな感じのソフトです。

動作確認


折角なので、ICカードリーダーに、マイナンバーカードを挿入し、

動作確認

させてみましょう。
トップページの

動作確認

のボタンを押すと、以下のような確認ページに遷移します。


リーダーとカードを接続し、

実行

ボタンを押すと、以下のようなコンソール結果が走ればカードリーダーの動作はOKのようです。

動作確認開始・・・・・

キーチェーンプロセス確認

*** ?? 0:00.03 endpointsecurityd

*** ?? 0:02.31 /usr/sbin/securityd -i

*** ?? 0:00.04 /usr/libexec/securityd_service

ICカードリーダライタプロセス確認

公的個人認証ICカードプロセス確認

ICカードリーダライタ基本動作確認

SCardEstablishContext OK

SCardListReaders OK

Reader01:********-CCID

SCardGetStatusChange OK

SCARD_READERSTATE->dwEventState : 0xffffffffff

SCARD_STATE_PRESENT

SCARD_STATE_CHANGED

SCardConnect OK

SCardStatus OK

Reader Name: ********-CCID

Reader State: 0x00000054

Reader Protocol: 0x00000001

Reader ATR size: 0x00000009

Reader ATR Value: ***************

SCardDisconnect OK

SCardReleaseContext OK

動作確認終了

ちなみに、IC内のデータは、

自分の証明書

ボタンを押すと、


に見えるように、署名用電子証明書(パスワードが6桁~の英数字で登録したもの)と利用者証明用電子証明書(パスワードが4桁の数字で登録したもの)の詳細を覗くことができます。 一度、確認しておくと良いと思います。

e-Taxの初回登録


ここからようやくe-Taxのサービスへ利用登録できます。

事前準備編


まずは、e-Taxのページにある、

e-Taxの開始(変更等)届出について

のページに進み、


のボタンをクリックします。 すると何やら以下のような、登録情報を設定する画面が出てきますので、順に手順を確認していきましょう。


手順① ~ ②は、特に文章を確認するだけですが、手順③で

ルート証明書・中間証明書のダウンロード及びインストール

を行う必要があります(以下の画面)。


ここも、手元の環境に合わせて、証明書が未発行であれば、ここでインストールします。
モダンなブラウザであれば、既にルート・中間証明書は既にインストールされているかもしれません。 Firefoxを例にあげると、

設定 > プライバシーとセキュリティー > 証明書を表示

で確認できるかと思います。

参考:ルート証明書・中間証明書の確認方法


手順④では、ブラウザのホップアップブロックしないようにブラウザのホワイトリスト設定をする確認です。 いうまでもなく、アドブロックのようなアドオンもホワイトリストサイト登録するか、機能を切っておかなければなりません。

初回登録


PC環境が整ったら、いよいよ

e-Taxの開始(変更等)届出書作成・提出コーナーのページ

で登録を開始します。
今回は、

法人

で登録します。


さらに進みます。


さらに進みます…


…うわぁ…、入力する項目多いなぁ…と思いつつ、とりあえず聞かれている項目全部を埋めていきます。
紆余曲折を経て、この登録が終わると、

利用者識別番号(半角数字16桁)

と自分で決めた

暗証番号(半角数字8桁以上)

が与えられます。

e-Tax(Web版)へのログインテスト


ここまでで、e-Taxを利用できるかと思います。
お手元にWindowsパソコンを利用していらっしゃれば、

e-Taxソフト(インストール版)

が利用できます。 残念ながら、MacBookなどのOSXのパソコンへのインストール版は用意されていないので、

ブラウザで操作するe-Taxソフト(Web版)

を利用します。
事前準備の項目で設定確認済のブラウザでアクセスしますと、そのままログイン画面にナビゲートされ、先ほどの、

利用者識別番号

暗証番号

を入力すると、ログインできました。

余談


このe-Taxソフト(Web版)は、なかなかクライアント側の環境にうるさく、手元のパソコン(本記事執筆時で最新のmacOS Catalina 10.15とfirefox71)でアクセスしますと、


と言われ、

OSを最新にしろ

とか、

Safariじゃないとダメ

、等々言われちゃいます。
その意味では、e-Taxソフトを安定的に利用させようとするなら、windowsパソコンでe-Taxソフトのインストール版を利用した方が良さそうです。

まとめ


e-Taxを設定するだけでも一苦労でしたが、なんとか利用登録できました。次はeLTaxの利用登録に挑戦してみます。

追記(2020/02/14現在)


個人の確定申告の時期がやってきましたので、とりあえず手元のWindows10 PCの

Microsoft Edge

でおもむろにe-Taxのページへログインしたものの確定申告の途中のページにさしかかり、

カードリーダー読み込み中...

から全然進まないじゃないですかコレ。。。
一体全体なにが起こってるのかと、

Edge

の設定を色々といじってみたり、

Microsoft Store

を更新してみたりと時間が取られた挙げ句、国税庁のHPにこんな悲しいお知らせが掲載されております。

Microsoft Edgeをご利用の方へ(令和2年1月30日)

バージョンアップ後の Microsoft Edge について動作確認を行ったところ、以下の機能等が正常に動作しないことがわかりました。

(正常に動作しない機能等)

  ・環境チェック機能

  ・マイナンバーカード等の電子証明書による電子署名に係る機能

  ・画面表示

  ・CSVファイル又はXMLファイル読み込み機能

  ・イメージデータ(PDF)の添付

ご不便をおかけしますが、当面の間は Internet Explorer 11 から下記の対象システム・コーナーをご利用いただくようお願いいたします。

なお、令和2年1月16日以降にMicrosoft Edgeのバージョンアップを行っていない場合は、引き続きMicrosoft Edgeをご利用いただけます。

(※)令和2年1月16日以降にMicrosoft Edgeのバージョンアップを行った場合は、以下の「【参考】新しい Microsoft Edge のアンインストールについて」をご確認ください。

今後、バージョンアップ後の Microsoft Edgeへの対応を検討していきますので、対応時期が確定しましたら、改めて当ホームページでお知らせします。

...なんと

Edge

動かないので、この後に及んで

IE11

を使えと…嘘でしょう国税庁さんこの時期に(涙) 流石にちょっと

IE11

は使う気になりませんし、かといって

Edge

をロールバックして動作する旧バージョンにしたくもないですので、今年は、Windowsでの確定申告は諦めて、MacbookのSafariで申請することとなりました。
以上、Macユーザー以外には全然うれしくないニュースでした。